Hudsonの最近の変更点

簡単に1.281からの変更点をまとめてみます。細かい機能追加やバグ修正もたくさんありますが、目につくとこだけ。

Hudsonの管理

システムの設定
"アクセス制御"の"ユーザー情報"に"Unix ユーザー/グループ データベース"を追加 (1.282)
HudsonをUnix上で運用している場合、そのUnixのアカウントをHudsonのユーザー情報として使用します。*1
"グローバル プロパティ"を追加
システム全体で使用できる環境変数を設定
ノードの管理
スレーブの設定の"起動方法"に"WindowsのサービスとしてこのWindowsスレーブを制御"を追加
試してないけど、Windowsにスレーブを自動的にインストールして実行してくれる
"ノード プロパティ"を追加
"環境変数" - 当該ノードだけで有効な環境変数の設定、"ツールパス" - 当該ノード独自のMavenJDK等のパスを設定

プロジェクトの設定

"ソースコード管理システム"の"Subversion"と"CVS"に、"対象外とする範囲"を追加。
SCMをポーリングしている場合、変更を無視するファイルやパスを設定する

その他

ジョブの画面に、ジョブを起動した契機(SCMのポーリングとか上流プロジェクトによる起動など)を表示 (1.283)
Groovyを1.60にバージョンアップ
Subversionでアクセス時にタイムアウトを設定
SolarisZFSをサポート
なんかすごいねZFS
コマンドラインでの実行時にバージョンを表示するオプション"--version"を追加
コマンドラインでの実行時に常駐化するオプション"--daemon"を追加
これがAkuma
プラグインの仕組みを変更
互換性あるけど結構変わってる


最後のプラグインの仕組みの変更ですが、この変更に絡んで、FindBugs、PMD、CheckStyleプラグインなどがプロジェクトの設定画面で404を出すようになっています。ソースを見る限りプラグインのバグのようですが、時期に直るでしょう。他に、mail-extもヘルプファイルが404のようです。


スレーブ周りが結構使い勝手が良くなっています。多少、プラグイン周りの改造に伴う混乱もありますが、分散ビルドを使用しているかたは試してみてください。

*1:たぶん、ログイン時の"次回から入力を省略"が上手く動かない。