Hudsonの日本語化とプロパティエディタ

Hudsonのコミットログを見ながらHudsonの国際化と日本語化をひっそりとやっているわけですが、日本語化の対象として次の3つがあります。

  1. ヘルプファイル(HTML形式)
  2. jellyファイル
  3. Javaファイル

ヘルプファイルは、黙々と日本語に書き直すだけですが、jellyファイルとJavaファイルは、プロパティファイルを作成する必要があります。Javaのコーディングをしている人ならご存じでしょうが、なぜかISO-8859-1で書く必要があります。例えば、"試験"なら"\u8a66\u9a13"という感じです。まぁ普通の人ではこんなのは手で書けないので、ファイルにUTF-8で書いて"native2ascii"コマンドで変換したりします。

通常のIDEにはプロパティエディタがあって、開発者がこの辺を意識しないでもいいようになっています。私が使用しているNetBeansでも標準で使用できます。この辺は、しんさんの出張所 はてな編 プロパティファイルで詳しく説明されています。


通常のプロパティエディタは自動的にISO-8859-1に変換してくれるので便利ですが、"英語ファイルが変更されたら日本語を修正"の繰り返していると、英語にあって日本語にないものやその逆ができてしまうことがあります。これはエディタではどうにもならないので、目で確認するしかありません。実際、少し前に英語と日本語のファイルをすべてチェックして、キーが同じ順序になるように修正したりしました。


ここで、古のルールが出てきます。NetBeansでプロパティファイルをクリックではなく、右クリックで開くを選択すると、古のツールでプロパティファイルが開かれます。しんさんの出張所 はてな編 プロパティファイルでも説明されているように便利そうですね。言語が2種類くらいだと...



たしかに翻訳されていないメッセージとかは分かりやすいのですが、Hudsonは8言語あるので横に並べられるとチトきつい。しかも、言語の列を変えてクリックすると、



なぜか、日本語のところにドイツ語がコピーされる... うーん、ちょっと使えません。昔のForte for Javaはもう少し良かったような気がする。


ということで、NetBeansプラグイン以外でフリーで何かいいものはないか探してみると、prbeditorがありました。


プロパティファイルを開くと、言語を聞いてくる。


日本語を指定すると、キーと英語と日本語だけ編集対象となる。


なんとなく良さそうです。これで翻訳の能率も上がるかもしれません。


このprbeditorですが、NetBeansプラグインとして登録されていますが、エラーでダウンロードできません。CVSからソースを取得して強引にビルドしてみましたが、ファイル右クリックでprbeditorを選択すると、外部エディタとして起動するだけでした。それでも十分に役に立ちそうです。